訪問日記 ご家族の想い、私たちの想い
4月末、訪問した管理者は異変を感じました。
娘さんに訪問看護師に連絡したほうがいいと助言し、サービス時間は過ぎていましたが、看護師が到着するまで不安でいっぱいのご主人と娘さんに寄り添いました。
その日の深夜、Y様は旅立たれました。
ご葬儀が終わって数日後、管理者とサービス提供責任者がご自宅に伺いました。
娘さんから「実は会社に伺おうと思っていた」とのことで、お手紙をいただきました。
娘さんの快諾を頂き、全文を掲載します。
このお手紙は私たちの宝物です。
私たちがどれだけY様やご家族のお役に立てたかわかりません。しかし、娘さんから温かいお言葉を頂いたことは職員の大きな励みになります。
私たちこそ、素敵な出会いをいただいたY様とご家族に感謝しています。
Y様は3月に病院からご自宅に戻られました。
帰宅後は食欲が出て点滴もはずれ、穏やかな日々が続いていました。
Y様は自宅前の桜が見たいとお望みでした。しかし、車椅子の生活になり、どうすればいいか困ってました。
サービス提供責任者はご主人と娘さんからお花見ができないかと相談を受けました。
※ケアサポートさくらには「ささエール」というサービスがあります。
桜の下での記念写真
ご夫婦の長い歴史を感じる静かな時間が流れていました。
ケアマネさんも来てくれました。
4月になって、Y様の体力の低下が感じられるようになりました。
「自宅のお風呂に入りたい」というY様の思いを受けて、ヘルパー2名、訪問看護師1名の3名で週に一度の入浴介助が始まりました。
- Y様の負担を軽くしたいと、外部から介護技術のアドバイザーを迎え、事業所内で職員研修を行いました。
短い期間でしたが私たちができる最大限の努力をさせていただいたつもりです。
私たちの想いがご家族に受け止めていただけたことは大きな喜びです。
Y様、ご家族の皆さま、ありがとうございました。
ケアサポートさくらは
ご利用者様とご家族のために、これからも努力し続けます。